35mmマクロを使ってみて3
最初にマクロマンの感想としては、「ゴーストの発生が少々気になりましたが、全般的に良くできた絞り開放から実用のレンズ」ということが言えます。
Eシステムはご存じの通りデジタル専用のシステムです。そのためオリンパスのレンズは写りに関して下手な心配が無く信頼感があり、それがこのレンズでも実証されたことになります。
ただレンズが汚れるとフレアや収差っぽいのが出たりするので、ちゃんと拭き拭きしなければなりません。
このレンズを使っていてアレと感じたのがシャッター速度の変化。それほど高倍率で撮ることがないので50mmと比べ暗くならないなと感じました。
35mmマクロの露出倍数ば約2倍ほど。シャッター速度としては1段と1/3遅くなるだけです。
50mmマクロのケースで分かりやすく言うと、無限遠で1/128秒でシャッターが切れるとした場合、レンズを最短撮影距離まで繰り出すと1段分暗くなり1/64秒でシャッターが切れることになります。
この50mmマクロは倍率0.5倍で露出倍数の2倍で1段分の変化。35mmマクロは0.5段分の変化となり50mmマクロよりも暗くなりません。
上の写真の通りレンズの繰り出し量が多いため50mmマクロの方が露出倍数が大きいのかもしれません。
あと円形ですが、2段絞っても綺麗な円形です。
それと周辺部も真円の形です。スゴクよろしい。
上が絞り開放。下が2段絞った写真です。
円形絞りに関しては10月5日の記事でも触れていますので興味のある方はご覧下さい。
再度、解像度について手持ちですが軽くテストしてみました。
画面左部に有るポスターですが、どちらが絞り開放だか分かりますか?
こちらが絞り開放です。
絞りF11。
手持ちなのでこれ以上しぼるとブレてしまいそうなのでF11までやりました。ISO400でF22までやりましたが、絵的に違和感があるので同じISOで比べてみました。
やっぱり開放から使えるんですね。
と、いうことで一通り使ってみて実戦で使えるかチェックしてみましたが、文句なく使えます。
ただ何度も言ってますが、フォーカスリングが滑りやすいのが難点です。回転角が大きいので尚更です。
さぁ次は望遠マクロの登場ですね。これだけ完成度の高いレンズだと非常に楽しみです。
とりあえず35mmマクロのファーストインプレッションは完成です。また使ってみて気づいた点があったら報告いたします。
by alpha7d | 2005-11-26 18:13 | オリンパス E-1