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オリンパス ED 7-14mmF4.0 ファーストインプレッション その2   

オリンパス ED 7-14mmF4.0 ファーストインプレッション その2_a0003746_15254477.jpg

解像感の高い素直な描写です。受け皿であるコダックのCCDおかげできれいな青空を写し取ることが出来ました。
ファインダーを覗くと左側に太陽が有りゴーストが発生しました。手でレンズを覆いゴーストの発生を抑えましたがゴースト耐性は低いですね。

オリンパス ED 7-14mmF4.0 ファーストインプレッション その2_a0003746_1526541.jpg

このような場面であれば他社のデジタル専用レンズでは決まってフレアが発生します。ですが、7-14mmはゴーストはさておいてフレアの発生を徹底的に押さえ込んでいます。
このような室内での逆光撮影でクリアに写し撮ることが出来るので、建設関連の撮影をされている方にも適しているように思えます。ちなみに私は建設関連の業務をしています。

オリンパス ED 7-14mmF4.0 ファーストインプレッション その2_a0003746_15492381.jpg

超広角にしては色のにじみも無く解像感は抜群で、オリンパスの絵作りと相まって撮り方次第ではドラマチックな絵に仕上げることが出来ますね。
近接時の描写、ゴーストを除けば満点に近いレンズと言って良いかもしれません。

オリンパス ED 7-14mmF4.0 ファーストインプレッション その2_a0003746_163283.jpg

透き通った青空を大きく取り入れられる超広角。晴れの日に使いたくなるレンズですね。
写真中央、上部にある白い点はゴーストです。太陽を背にしても発生しますね。

オリンパス ED 7-14mmF4.0 ファーストインプレッション その2_a0003746_1653925.jpg

太陽を画面に入れ撮ってみました。
フレアの発生は極力押さえられ抜けの良い画像です。
ゴーストも絞っていることもあり(F14)きれいな形になって発生しています。
超弩級の逆光でもあるにもかかわらず、顔の表情を読み取ることが出来ます。
このレンズ。ゴーストが簡単に発生さえしなければ究極の超広角ズームだなと、ついつい思ってしまいます。

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ゴーストのオンパレード編。
左前10時の方向に太陽が有ります。非常に目立つ立派なゴーストが発生。
作画意図として使う分にはかまいませんが、風景写真には不釣り合いカモと思ったりしました。

まとめとして
その特徴でもある出っ張った前玉(レンズ)に傷を付けたりしないか、使っていながらついつい気になってしまいます。
私は他のレンズに保護フィルター等は一切使っていませんが、その出っ張った無防備のレンズが気になってしまいます。
少々面倒ですが、ニコンのフードハットの様な商品で移動時は保護した方が良いように思えました。

非常に解像感の高い使っていて気持ちよいレンズです。如何なる光線条件でもクリアーな写真が撮れるレンズですが、ゴーストだけは弱すぎ。
ゴーストを押さえる方法としては、三脚を使いハレ切りを行うか、以前紹介したケンコーのセルフサンシェード PRO を使わないとゴーストを押さえる事は出来ませんね。
画面内に太陽を入れる場合ではゴーストは発生するものだとあきらめるしかないですね。

さすがに20万円を超えるレンズだけの事はあり、開放から優れた描写をしてくれます。
超広角ズームなので扱いは難しいのは事実です。病弱時には使いたくないような気合いが必要なレンズのように思えました。
また、最大の弱点であるゴーストに悩まされるかもしれませんが、撮った写真見ればその表現力に納得してしまう魅力のあるレンズです。

by alpha7d | 2005-03-13 16:49 | オリンパス E-1

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